諏訪坂Diary 〜読書編
- 2016.10.19
諏訪坂事務所では、読書好きの所員が多く、それぞれお薦めの本を紹介し合ったりしています。
かくいう私のお薦めは、なんと言っても先日惜しくもノーベル文学賞をボブ・ディランにさらわれた村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」です。
今から遡ること10年近く前に同期の弁護士から薦められて始めて読んだ村上作品。
読み始めてすぐに衝撃を受けたのを覚えています。極限までそぎ落とされた文章、内容はファンタジーなのに見事なまでに論理的な展開。
長編ではありますが一気に読んでしまいました。
そんなわけで特にお薦めということで、事務所内の他の弁護士にもお勧めしたのですが…。
「意味が分からない」、「つまらない」とさんざんな言われよう(笑)。
確かに村上春樹作品には好き嫌いがあると思います。
しかし、あまりに言われたので自分に自信が無くなり、先日再度読んで見ました。
感想は…最初の感想と変わりませんでした。2回読んだことでさらにその凄さが分かった気がします。
ということで好き嫌いは大きく分かれるようですが、ちょっと興味をお持ちになった方は是非お手にとって見て下さい。