【ブログ】偶然と奇跡
- 2019.02.20
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我が家では文鳥を4羽飼っています。
1月頃から産卵シーズンが始まり、ベテランの1羽と若手2羽のメスが次々と産卵し始めました。鳥はつがいにならなくても産卵するのですが、もちろんその卵は孵化しないので、毎年ベテランさんが産む孵化しない卵を見て、切ない気持ちになっていました。
文鳥は気が強く好き嫌いが激しいため、異性であればカップルになるということではないそうなのですが、奇跡的に若手2羽がカップルになり、その子たちの間にも卵が産まれました。暗闇の中で光を当ててみたところ、赤い血管がびっしり走っていました。その様子を見て、言葉にならないほど感動し、順調に孵化するためにはどうすればよいのか、毎日インターネットで調べては家族で情報を共有しました。
健気に毎日あたためていたのですが、15日目になると、急にあたためるのをやめてしまいました。17日前後で孵化すると聞いていたので、しばらく様子を見ていたのですが、卵に興味がなくなってしまったようで、やむを得ず巣から取り出しました。
冷たくなってしまった卵に光を当ててみると、血管だけでなく中に黒い塊が見え、間違いなくヒナが育っていた痕跡がありました。
文鳥の卵についてたくさん調べた中で、文鳥がパートナーを見つけ、産卵し、ヒナがかえり、元気に成長するためには様々な条件が必要で、たくさんの偶然と奇跡の重なりで命がつながっていくのだなということを改めて発見しました。そう考えると、自分が日々元気に過ごせていることや人に恵まれて充実した生活を送れていることは、決してあたりまえのことではないんだな…としみじみ感じる経験となりました。
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